この章ではPythonに触れたことのない読者のために効率的に勉強するためのサイトや本などを紹介します。 もしこれ以降の章でわからないことなどがあったら、この章のサイトや本を参考に学んでみてください。
- Pythonスタートブック増補改訂版
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プログラミング自体が初心者であればこの本が良いでしょう。
- みんなのPython 第4版
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JavascriptやJavaなどのなにかプログラミングを少しかじっていて、これからPythonを覚えたいのであればこちらの本をおすすめします。
- Python Boot Camp(初心者向けPythonチュートリアル)
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一般社団法人PyCon JPが開催している初心者向けPythonチュートリアルイベントです。全国各地で行われているので近くで開催される場合には参加するとよいでしょう
- その他ローカルコミュニティなど
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あちこちで入門者向けからガチのヒト向けまでの勉強会やコミュニティなどもあるので、そういうのに参加してモチベーションを高めるのもよい方法です。
- udemy/python
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オンライン学習サービスを利用するのも効果的な手段のひとつですが、筆者は試したことがないのでわかりません。 周りの評判を聞いてみても良いでしょう。YouTubeを探すのもありです。
- py4chemoinformaticsのissues
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py4chemoinformaticsのissuesに質問していただければお答えします。わかりにくい場合だったら修正しますので、よりよくなってみんなハッピー。
- Qiita
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Qiitaで探せば大抵答えが見つかるはずです。
- stackoverflow
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それでも答えが見つからなかったらsofで探すか質問しましょう
- Mishima.syk
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本書を書いている人たちが集まるコミュニティです。特に話題をPythonに限定していませんが、Pythonを使ったネタが多めです。かなりガチですが、初心者対応も万全でハンズオンに定評があります。質問されれば大体答えられます。
Jupyter notebookを利用すると、コードを書いて結果を確認するということがとても簡単にできるようになります。
Jupyter notebookはWebブラウザーベースのツールで、コードだけではなくリッチテキスト、数式、なども同時にノートブックに埋め込めます。また結果を非常に綺麗な図として可視化することも容易にできます。つまり、化学構造やグラフも描画できるため、ケモインフォマティクスのためのプラットフォームとして使いやすいです。さらに、プログラミングの生産性を上げるような、ブラウザ上でコードを書くとシンタックスハイライトや、インデント挿入を自動で行ってくれたりという便利な機能もついているので、特に初学者は積極的に使うべきでしょう。
ケモインフォマティクスに限らず、インフォマティクスを学ぶにあたり、機械学習は外せません。本書でもある程度の機械学習の知識があることを前提に進めていきます。Pythonで機械学習をするにはScikit-learnというライブラリを利用するのが定番であり、本書でも特に説明せずに利用していきますが、初学者のために参考となる書籍などをすすめておきます。
- Pythonではじめる機械学習 ―scikit-learnで学ぶ特徴量エンジニアリングと機械学習の基礎
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Pythonで機械学習をやるための基礎を学べます。数学的な表現があまりないので読みやすいです。
- sklearn-tutorial
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y-samaによるsklearnのチュートリアルハンズオンのjupyter notebookです。