現在ルール策定中ですので,今後変更となる可能性があります.
このタスクでは,ドアオープンやナビゲーションなど競技の進行に必要な最低限のロボットの性能と, 衝突回避や緊急停止などロボットの安全性をテストするものである.
- タスクの理解の参考に,こちらの動画を合わせてご覧ください
- ドアの開閉検出
- 経路計画
- 障害物回避
- 緊急停止
このタスクは,次の順序で実施される
タスクが開始されるまで,ロボットはアリーナの入り口で待機する. この時,アリーナの入り口に設置されているドアは閉じている. タスクが開始されると,TCによりドアが開かれる. ロボットはドアが開かれたことを検出して,自律的にアリーナへ入場する.
アリーナへ入場したロボットは,自動的にアリーナの出口に向かわなければならない.
ロボットの移動中,TCはロボットの進路を妨害する. ロボットはTCを検知して,TCを安全に避けるか,TCが去るまでその場に停止しなければならない.
ロボットの移動中,TCはロボットに備え付けられたEmergency stop buttonを押す. ロボットはEmergency stop buttonを押されると,安全かつ速やかにその場で停止しなければならない. 本フェーズはスキップ出来ず,フェーズを達成できない場合その他のタスクへの挑戦権を失う.
-
Detect Door Openingのスキップ: Detect Door Openingはスキップすることが可能である. スキップする場合は,タスク開始前にTCにその旨を伝えること. また「アームに触れる」「ボタンを押す」など,別途ロボットの起動方法を用意し,その起動方法をTCに伝えること. 起動方法はTCによる1動作で完了すること. なお,Detect Door Openingをスキップすると「ドアオープンを検出し,アリーナへ入場した」のスコアは0となる.
-
Avoid Personのスキップ: Avoid Personはスキップすることが可能である. スキップする場合は,タスク開始前にTCにその旨を伝えること. なお,Avoid Personをスキップすると「TCに接触することなく,TCを避けた/その場で停止した」のスコアは0となる.
-
スコア: このタスクでは,最高得点のみがスコアとして記録される.
-
試行回数: このタスクの試行回数に制限はない.Robot Inspectionとして指定されている時間の許す限り,満点を達成するまで何度でも挑戦することができる. また「4. Emergency Stop」を達成できていないチームに限り,Robot Inspectionの時間終了後や別日に挑戦を継続できる.
-
複数台のロボット: 競技に参加するロボットが複数台居る場合,全てのロボットがRobot Inspectionに参加すること. また,競技毎にロボットに搭載されるセンサやアクチュエータが変更される場合,競技で使用される全てのバージョンでRobot Inspectionに参加すること. なおこれらの場合でも,チームのスコアとして全ロボットの全バージョンによる全ての試行の中から最高点のみが選ばれ,採用される.
-
Emergency stop button: 「Emergency stop button」は,ロボットに必須の要件である. (RoboCup 2018 Rule Book 3.4.4. & 3.8.1.参照.) これがないロボットは失格となる.
競技開始までに
- アリーナの入り口をアナウンスする
- アリーナの出口をアナウンスする 競技開始直前
- アリーナの入り口のドアを閉める
- スキップする項目の有無をチームへ確認する
1回の制限時間は5分である.
Action | Score |
---|---|
Pick and Place: | |
ドアオープンを検出し,アリーナへ入場した | 20 |
アリーナの出口へ自動的に移動を開始した | 20 |
TCに接触することなく,TCを避けた/その場で停止した | 30 |
Emergency stop buttonを押された際,安全かつ速やかに停止した | 30 |
Special penaltie: | |
Not attending | -50 |
合計(penaltiesを除いて) | 100 |