OpenToonz では、COM-like
なインタフェースを利用することで、FX Schematic で動作するラスターエフェクトを作成できます。ここでは、作成されたプラグインエフェクトを実際に使用する手順を紹介します。
プラグインをソースからビルドする方法を紹介します。すでにプラグイン (拡張子 .plugin
) がある場合は、この節はとばしてください。
利用したいプラグインのソースコードをダウンロードしてきてください。ソースコードに添付のドキュメント (たとえば README.md
) を参照して、その指示に従ってプラグインをビルドしてください。Windows 環境ですと Visual Studio
、Mac や Linux ですと gcc
が必要になるでしょう。また、ビルドツールとして CMake
が求められることもあります。
最後に、生成された動的リンクライブラリの拡張子 (.dll
、.dylib
あるいは .so
) を .plugin
に変更します。ビルド設定として .plugin
が生成されるように設定されている場合は、この手順は不要です。
生成されたプラグインをインストールする方法を説明します。ここでは便宜的に ${TOONZ_STUFF}
を Toonz のディレクトリとします。
プラグインのファイル .plugin
を ${TOONZ_STUFF}/plugins
以下に配置します。Toonz を再起動させるとプラグインが読み込まれ、FX Schematic のポップアップメニューに表示されるようになります。
プラグインを簡便に開発するためのラッパーライブラリです。
詳細は、ToonzUtility を参照してください。