10017202 ゆんゆん 迷い断つ柔の剣
【マサムネ】 近頃のムラマサは 進退を賭けて修行していたことなど 嘘のような伸び具合でな
【マサムネ】 主将として…姉として 誠に喜ばしいことなのだが…
【マサムネ】 その勢いたるや 我が剣が陰って見えるほど…
マサムネは 無意識で竹刀を握りしてめている
【マサムネ】 不甲斐ない限りだ… 主将であり、姉である者として…
【マサムネ】 まだまだ背中を 見せなければならないというのに…
マサムネは本当に真面目だな、と マスターは苦笑する
ほんの少しの隙も 見せることを良しとしない
その厳しさが 少し空回りしているだけな気がした
【マサムネ】 今日の稽古の見学…? 構わない、主君ならいつでも歓迎だ!
部員が帰った道場で マスターはマサムネに語りかけた
選択肢:
- まだまだマサムネのほうが強いよ → select_label_01へ
- 経験は簡単に覆せないさ → select_label_02へ
- 主将はどっしり構えていよう → select_label_03へ
部員が帰った道場で マスターはマサムネに語りかけた
【マサムネ】 主君にはそう見えたか…!
【マサムネ】 積み上げた時間は確かなものか…
【マサムネ】 浮足立っていたのかもしれんな…
【マサムネ】 主君は類まれなる慧眼の持ち主…
【マサムネ】 そなたが今日の稽古を見て マサムネの剣に陰りなしと 言ってくれるのならば…
【マサムネ】 真実はそうに違いないな!
【マサムネ】 だが…焦りで己を見失うとは 拙者もまだまだ未熟 精進あるのみだな…
【マサムネ】 …して、ムラマサはどうだった?
【マサムネ】 拙者の心を惑わすほどの熟達ぶり… 少し前とは見違えるようであろう!
【マサムネ】 やはり次期主将はムラマサで決まりだ 姉としても鼻が高い!!
それからマスターは… しばらくムラマサの自慢話を 聞かされることになった
心の余裕を取り戻したマサムネに もう心配はいらないだろう
あとはきっと自分で解決できる マスターは安心して道場を後にした
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