From 2ad8c7298915ad84643b2f752f2f9944c0f908d9 Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: Masahiro FUJIMOTO Date: Sat, 24 Aug 2024 16:41:50 +0900 Subject: [PATCH] =?UTF-8?q?Web/HTTP/Headers/Alt-Svc=20=E3=82=92=E6=9B=B4?= =?UTF-8?q?=E6=96=B0=20(#23223)?= MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit 2024/07/26 時点の英語版に基づき更新 --- files/ja/web/http/headers/alt-svc/index.md | 31 +++++++++++++--------- 1 file changed, 18 insertions(+), 13 deletions(-) diff --git a/files/ja/web/http/headers/alt-svc/index.md b/files/ja/web/http/headers/alt-svc/index.md index 3c7a5c82a5304d..e5258d94f27bd1 100644 --- a/files/ja/web/http/headers/alt-svc/index.md +++ b/files/ja/web/http/headers/alt-svc/index.md @@ -1,15 +1,19 @@ --- title: Alt-Svc slug: Web/HTTP/Headers/Alt-Svc +l10n: + sourceCommit: 9231a7046973685f4600e1891fa644ecce41ef3b --- {{HTTPSidebar}} -**`Alt-Svc`** は HTTP のレスポンスヘッダーで、同じリソースに到達できる代替サービスを宣伝するために使用します。 代替サービスは、プロトコル/ホスト/ポートの組み合わせによって定義します。 +**`Alt-Svc`** は HTTP のヘッダーで、将来のリクエスト時に、そのオリジンのサーバーとして別のネットワーク上の場所(「代替サービス」)を扱うことができることをサーバーが示すことができます。 + +これにより、実行中のリクエストに影響を与えることなく、新しいプロトコルのバージョンを宣伝することができ、またサーバーのトラフィックを制御するのにも役立ちます。代替サービスを使用しても、エンドユーザーには見えません。URL やリクエストのオリジンのサーバーは変更されず、余分なラウンドトリップも発生しません。 ## 構文 -``` +```http Alt-Svc: clear Alt-Svc: =; ma= Alt-Svc: =; ma=; persist=1 @@ -18,19 +22,22 @@ Alt-Svc: =; ma=; persist=1 - `clear` - : 特別な値 `clear` は、そのオリジンのすべての代替を無効にすることをオリジンが要求することを示します。 - `` - - : {{Glossary("ALPN")}} プロトコル識別子。 例には、HTTP/2 の h2 および HTTP/3 プロトコルのドラフト 25 の h3-25 が含まれています。 + - : {{Glossary("ALPN")}} プロトコル識別子。例えば、HTTP/2 の `h2` および HTTP/3 プロトコルのドラフト 25 の `h3-25` があります。 - `` - : 任意のホストのオーバーライド、コロン、および必須のポート番号で構成される代替機関を指定する引用符付きの文字列。 -- `ma=`{{Optional_Inline}} - - : 代替サービスが新鮮であると見なす秒数。 省略した場合のデフォルトは 24 時間です。 代替サービスのエントリは、最大で _\_ から({{ httpheader("Age") }} ヘッダーからの)レスポンスの経過時間を差し引いた秒数までキャッシュできます。 キャッシュされたエントリが期限切れになると、クライアントは新しい接続にこの代替サービスを使用できなくなります。 -- `persist=1`{{Optional_Inline}} - - : 通常、キャッシュされた代替サービスエントリは、ネットワーク構成の変更時にクリアされます。 persist=1 パラメータを使用すると、そのような変更によってエントリが削除されなくなります。 +- `ma=` {{optional_inline}} + - : 代替サービスが新鮮であると見なす秒数。 省略した場合の既定値 24 時間です。 代替サービスの項目は、最大で _\_ から({{httpheader("Age")}} ヘッダーからの)レスポンスの経過時間を差し引いた秒数までキャッシュできます。 + キャッシュされた項目が期限切れになると、クライアントは新しい接続にこの代替サービスを使用できなくなります。 +- `persist=1` {{optional_inline}} + - : 通常、キャッシュされた代替サービス項目は、ネットワーク構成の変更時にクリアされます。 + `persist=1` 引数を使用すると、そのような変更によって項目が削除されなくなります。 -区切り文字としてカンマを使用して、単一の `Alt-Svc` ヘッダーで複数のエントリを指定できます。 その場合、早期のエントリーがより望ましいと考えられます。 +区切り文字としてカンマを使用して、単一の `Alt-Svc` ヘッダーで複数の項目を指定できます。 +その場合、先にある項目がより望ましいとみなされます。 ## 例 -``` +```http Alt-Svc: h2=":443"; ma=2592000; Alt-Svc: h2=":443"; ma=2592000; persist=1 Alt-Svc: h2="alt.example.com:443", h2=":443" @@ -39,9 +46,7 @@ Alt-Svc: h3-25=":443"; ma=3600, h2=":443"; ma=3600 ## 仕様書 -| 仕様書 | 状態 | 備考 | -| ------------- | -------- | -------- | -| {{RFC(7838)}} | IETF RFC | 初回定義 | +{{Specifications}} ## ブラウザーの互換性 @@ -49,4 +54,4 @@ Alt-Svc: h3-25=":443"; ma=3600, h2=":443"; ma=3600 ## 関連情報 -- [ウェブ上のリソースの識別](/ja/docs/Web/HTTP/Basics_of_HTTP/Identifying_resources_on_the_Web) +- [Alternative Services](https://www.mnot.net/blog/2016/03/09/alt-svc) (HTTP Working Group 代表 Mark Nottingham による `Alt-Svc` についての記事)