diff --git a/files/ja/web/uri/authority/index.md b/files/ja/web/uri/authority/index.md new file mode 100644 index 00000000000000..7788b2155fb6bb --- /dev/null +++ b/files/ja/web/uri/authority/index.md @@ -0,0 +1,46 @@ +--- +title: URI オーソリティ +slug: Web/URI/Authority +l10n: + sourceCommit: 6b730e3cfdf0f51940b44efa71bd59c84ce76e71 +--- + +{{QuickLinksWithSubpages("/ja/docs/Web/URI")}} + +**オーソリティ**は URI の部分で、[スキーム](/ja/docs/Web/URI/Schemes)の後でパスより前に来る部分です。 最大 3 つの部分、すなわちユーザー情報、ホスト、ポート番号を持つことがあります。 + +## 構文 + +```url +host +host:port +user@host +user@host:port +``` + +- host + - : 通常、_host_ はリソースをホストするサーバーのドメイン名または IP アドレスです。ドメイン名は、DNS(ドメインネームシステム)を使用して IP アドレスに解決されます。 +- port {{optional_inline}} + - : _port_ は、サーバーがリクエストを待ち受けするポート番号を示す数字です。これはオプションであり、HTTP の場合は既定で 80、HTTPS の場合は 443 です。他にも、自分自身で既定値を定義したり、必須にしたりするスキームがあります。 +- user {{optional_inline}} + + - : ユーザーはオプションであり、認証目的で使用します。ウェブの URI では一般的に使用されません。 + + > [!WARNING] + > HTTP の URL にユーザー情報を直接記載することは、機密情報が公開される可能性があるため推奨されません。代わりに、HTTP 認証やセッション Cookie などの他の方法を使用することができます。フィッシングサイトでは、ユーザーをだますために、あたかもドメイン名であるかのように「ユーザー」部分が表示される、誤解を招く URL を表示することがあります。これは[セマンティック URL 攻撃](https://en.wikipedia.org/wiki/Semantic_URL_attack)という名前で知られています。 + +## 例 + +- `https://developer.mozilla.org` + - : ホストは `developer.mozilla.org` です。ポート番号は指定されていませんが、`https:` 経由でアクセスされた場合は既定で 443 になります。 +- `http://localhost:8080` + - : ホストは `localhost`、ポートは `8080` です。 `localhost` は特別なホスト名で、ブラウザーがローカルアドレス `127.0.0.1` に解決します。 +- `postgresql://postgres:admin123@db:5432` + - : ホストは `db`、ポートは `5432` です。また、ユーザー `postgres` とパスワード `admin123` を指定します。これは、PostgreSQL データベースに接続する際に使用することができます。 +- `https://cnn.example.com&story=breaking_news@10.0.0.1` + - : 信頼できるウェブサイトを指しているように見える、誤解を招く URL。しかし、ホスト名は `10.0.0.1` であり、`cnn.example.com&story=breaking_news` の部分は「ユーザー」です。 + +## 関連情報 + +- [URI](/ja/docs/Web/URI) +- [www 付きと www なしの URL の選択](/ja/docs/Web/URI/Authority/Choosing_between_www_and_non-www_URLs) diff --git a/files/ja/web/uri/fragment/index.md b/files/ja/web/uri/fragment/index.md new file mode 100644 index 00000000000000..08f1f6bfa30423 --- /dev/null +++ b/files/ja/web/uri/fragment/index.md @@ -0,0 +1,38 @@ +--- +title: URI フラグメント +slug: Web/URI/Fragment +l10n: + sourceCommit: 6b730e3cfdf0f51940b44efa71bd59c84ce76e71 +--- + +{{QuickLinksWithSubpages("/ja/docs/Web/URI")}} + +**フラグメント**は URI の最後の部分で、`#` の文字で始まる部分です。文書内のセクションや動画内の位置など、リソースの特定の部分を識別するために使用されます。フラグメントは、URI がリクエストされた際にサーバーに送信されることはありませんが、リソースが取得された後にクライアント(ブラウザーなど)によって処理されます。 + +## 構文 + +```url +#fragment +``` + +- fragment + + - : 任意の文字の並び。フラグメントの正確な形式は、リソース自体によって定義されます。例えば、以下のような一般的な例があります。 + + - HTML 文書内の場合は、要素の [`id`](/ja/docs/Web/HTML/Global_attributes/id) 属性となり、ブラウザーはその要素までスクロールします。 + - [テキストフラグメント](/ja/docs/Web/URI/Fragment/Text_fragments)の形にすることができます。`#:~:text=...` という形で形成され、ブラウザーが指定したテキストを強調表示します。 + - [メディアフラグメント](https://www.w3.org/TR/media-frags/)の形にすることができます。`#t=...` という形で形成され、その時点から動画または音声の再生を開始できます。 + +## 例 + +- `#構文` + - : ブラウザーに、文書内で `id="構文"` のついた要素(このページの場合は[構文](#構文)の見出し)にスクロールします。 +- `#:~:text=fragment` + - : ブラウザーは、文書内の [`fragment`](#:~:text=fragment) というテキストを強調表示します。 +- `#t=10,20` + - : 動画または音声は 10 秒目から再生されます。 + +## 関連情報 + +- [URI](/ja/docs/Web/URI) +- [テキストフラグメント](/ja/docs/Web/URI/Fragment/Text_fragments)