2014年3月21日からピューロランドの新アトラクション My Melody in Akazukin がオープンした。オープン前日の3月20日の木曜にブロガー招待があったのだが平日で行けなかったため、2回目のブロガー招待となる4月13日の日曜に参加させてもらった。
アトラクション内はレトロな設定とデザインのメロディを再現しており、ゲームの難易度も高いものがあるので大人でも十分に楽しめるだろう。子供であっても親がサポートすればゲームとして遊べるものがあるので、子供の年齢に合わせてゲームを選んだり手助けをすれば子供も楽しめることだろう。
森に迷い込んだ赤ずきんのマイメロディに邪魔をするオオカミとクロミからメロディを助け出して、おばあちゃんのお見舞いを成功させよう、というストーリー。オオカミに困っているメロディを助け出すことがアトラクションの目的となっている。
オオカミに怯えているメロディの図。
赤ずきんの設定やデザインを再現したアトラクション内には6つのゲームがあり、そのうち3つを自由に選んでゲームを進めていく。ゲームの結果によってフォトフレームの種類が変わるようになっている。
日や時間によっては赤ずきんのマイメロディがアトラクション内に遊びに来てくれ、一緒に写真を撮ったりゲームの協力プレイができたりもする。
アトラクション入り口でICタグが入ったお財布を受け取り、それをゲーム機の台に乗せることでゲームが始まる。ゲームは6種類あり、そのうち3つのゲームに挑戦する。そのためすべてのゲームをプレイするには2周する必要がある。
個人的な感覚で難易度の低い順でゲームを並べると以下のようになる。リンゴと音ゲーは逆の難易度だと思う人のほうが多いかも。かっこ内の名称が日本語と英語の正式なゲーム名であるが、あまりにも長いのでこの本文中ではかっこ外の通称名で記載する。
- 靴 (マイメロディのぴったり靴さがし, My Melody Finding a Shoe that Fits)
- 落ちゲー (マイメロディのお家づくり, Building a House for My Melody)
- 鍵 (マイメロディのお菓子の家, My Melody's Key Quest)
- 蛙 (マイメロディの水中案内, My Melody's Underwater Adventure)
- リンゴ (マイメロディのりんご集め, My Melody Catching Apples)
- 音ゲー (マイメロディのめざましメロディ, A Melody to Wake My Melody)
靴、落ちげー、鍵、蛙は満点の10点をとること難しくない。30点を狙うのならばこれらの中から3つを選べばよし。難しいのはリンゴと音ゲー。リンゴはスコアが安定しないし、音ゲーは10点を取った人を見たことすらない。
子供にプレイさせる場合には、靴、鍵、音ゲーがおすすめ。靴は序盤の難易度が低く設定されていること、プレイ中に親子の間で会話をしやすいことなどによる。鍵は Kinect ゲームで操作と画面とでインタラクティブ性があり、ルールも簡単で子供でもある程度の点数が取れる。音ゲーは難易度は高いものの、5つあるボタンを親子で分担すれば子供の年齢に合わせた難易度に調整することができる。
以下では個別のゲーム内容について触れる。
まず最初に画面に靴が表示されその色や模様を覚える。次に足下に5種類の靴が表示されるので、最初に表示された靴と同じものを選んで足で踏みつけることで回答する。これを3回繰り返す。1問目は靴の見分けが付けやすくて難易度が低いが、2問目、3問目と進むにつれて見分けがつきにくい選択肢が並ぶようになり、クロミが邪魔をしてきたりする。
大人であれば余裕で満点の10点を取れることだろう。子供の場合は終盤で苦労することがあるので、親がサポートしてあげるとよい。
落下してくるブロックをボタンで回転させスティックで指定された位置にはめる落ちゲー。後のほうほどブロックをはめる先が減っていって簡単になるので、難易度設定はあれでいいのだろうか。
大人であれば10点はたやすい。子供の場合、親がサポートしようにも落ちゲーならではの素早い操作が必要なので難しい。
飴をかき分けて隠された鍵を探す Kinect ゲーム。指定時間内に10個の鍵を探し出すと満点の10点となる。
大人であれば10点はたやすい。慣れれば時間を半分以上余らせて10個の鍵を探し出せるだろう。子供の場合でも、ルールも操作も簡単で、減点が発生することもないため安心。画面の前で手を動かせば飴がそれに応じて動くので、それだけで楽しめる場合もある。
たとえるのならスーパーマリオの強制水中スクロールで、十字キーなしのボタンだけのもの。チェックポイントを通過するたびに1ポイント加算され、敵に接触すると1ポイントが減算される。ゲームの説明にあるように、ゲームの目的はメロディが落した籠を探すことなので、コース最後にある籠を必ず取ること。取れば点数が大きく加算される。注意点は籠のすぐ後ろに敵がいるので、籠を取ったらすぐにボタンを連打すること。
水中マリオの動作、すなわちボタンを押さなければ徐々に落下し、ボタンを押すと上昇する、の動作になじみがあれば操作に戸惑うことはないだろう。大人でなおかつ籠を取り忘れなければ8点は取れることだろう。子供の場合、アクションゲームなので親のアドバイスがしにくい。最後の籠が見えたときにそれを取るようにとアドバイスをすれば籠の点数から1点を引いた分の点数は確保できる。
Kinect により手で籠を作り、画面上を振ってくる赤いリンゴを受け止めると1点加算で、毒りんごを受け止めてしまうと1点減算。10点を超えることはあるが最終的な点数は10点に収められる。また0点の状態で毒りんごを受けてもマイナスにはならない。
このゲームの難しい点は2点ある。まず、手で籠が作れない。Kinect の認識が甘いのか手で籠を作ることができないことがあり、運の悪い人だと籠を全然作れずにゲームが終了することもある。ゲームのルールを説明する画面でも Kinect が反応して籠を作れるようにし、籠を作るための手の形が練習できるようになっていればいいのだが。
次に難しい点は、リンゴの落下パターンは複数あり、パターンにより難易度が大きく異なること。簡単なパターンだと赤リンゴが沢山降ってきて15点を超えることもあるが、難しいパターンだと赤リンゴが11個か12個とかと極端に少なく毒リンゴが大量なため10点を取ることが困難。
大人へのアドバイスとしては、画面前の段差があるところの手前で膝をつくと操作しやすい。後ろのほうに立つと、ICタグを置く台に邪魔されて右下に籠を動かせない。子供には難しすぎる。
音ゲーはやらないので伝聞でしかないが pop'n music に近いものらしい。譜面上を動くメロディに合わせて対応するボタンをタイミングよく押すだけ。ボタンの個数は5個。譜面は複数パターンあるが、難易度には大差がないように思う。
おそらくこのゲームも10点満点なのだと思いたいが、自分は9点までしか出せていない。ほかの人のプレイを見ても10点を出しているのは見たことがない。ノーミスでも9点だったという話も聞く。10点が出せるのか不明である。
アドバイスとしては、周りの音がうるさいけれども音に合わせてタイミングよく叩くのみ。裏拍のようなトリッキーなことはないので素直にたたけばよい。それでも子供の場合は難しいので、5個あるボタンを親と子で分担すればよいだろう。分担する個数は子供の年齢に応じて適宜。
高橋剛作曲、楠本さちこ作詞の同名の曲と何か関連があるのかと思ったが何も関係がなかった。
おそらく20点以上で上から2番目のランクになる。スクラッチに成功すれば1つランクアップする。スクラッチは純粋に3分の1のランダムっぽい。端数の点数で確率が調整されるようにはなっていないように感じた。
選ぶお土産は森のありがた井戸で事前にヒントを聞いておくこと。
写真撮影ではおばあちゃんへのお見舞いの結果に応じてフレームの種類が変わる。
以前にもあった回遊型ゲームでは引継ぎ要素があり写真撮影を何回もしないといけなかったが、今回は引き継ぎ要素はないようなのでお財布に優しい。
ゲームもよいけれども、キャラクターファンにとってのメインは赤メロディのグリーティング。アトラクション内でグリーティングをしてくれるのは、4月1日から4月6日までと4月11から5月6日まで。それ以降のスケジュールはまだ公開されていない。
メロディが来ているときには一緒に写真を撮ったりすることができる。
日によってはクロミもグリーティングに出てくることがあるようだが、自分はまだ会えていない。
すいているときにはメロディが一緒にゲームをしてくれることもある。1階にあるゲームは鍵と音ゲーだけなので、おそらくそのどちらかだけだろう。鍵は Kinect ゲームなのでメロディは横で応援してくれるだけ。音ゲーの時は5個あるボタンのうち1個をメロディが担当して、残りの4個をお客さんにやらせたりしていた。
一応義務なので。ピューロランドのチケットは窓口以外でも e-ticket にてオンラインで購入することもできる。
ただしこの e-ticket でも窓口でのチケット引き換えが必要であり、なおかつ2014年4月の価格改定で窓口価格と値段の差がなくなったので、お得ではない。サンリオショップが近くにあればサンリオショップでの前売り券がおすすめ。値段も安く当日の引き換えが不要なため入館に手間取らない。アフィリエイターやアフィリエイトサービスプロバイダに中抜きされることもない。
動画を見てクイズに答えるとアトラクションでノベルティをもらえる。クイズは全部で5問あり、そのうち4問は動画を見て答える。最後の1問はアトラクション入口のQRコードを読むと表示され、その問題のみ動画ではなくアトラクション内を巡って答えを出すことになる。最終問題に答えた後の画面とパスポートの半券を持っていくと、ノベルティとしてA5ノートまたはチャームがもらえる。パスポートの半券が必要なので年間パスポートや期間限定平日パスポートは不可。ノベルティは非売品で数量限定なのでお早目に。