サンリオエンターテイメントCOOのケビンさんについての FAQ ではなく、ケビンさんによる FAQ である。ケビンさんはお客さんへの質問をに対して同じ質問を何度もしていて、その回答を集めてマーケティングに生かしたいようである。ケビンさんからの3大 FAQ に答えて、より多くのお客さんがピューロランドの楽しさが広まるように情報を提供しましょう。
自分は回答をブログに書いておいて、ケビンさんたちが検索エンジン経由などで見つけてくれるだろうということを期待。FAQ に回答したい人でブログを持っている人はブログに書けば検索エンジンで見つけてくれることだろう。アフィリエイトプログラムを開始したり、マーケティング部ができたりで、お客さんのブログのチェックを重視しているようなので適切なキーワードを含んだ内容になっていれば見つけてくれることだろう。ブログを持っていない人はメール本文に回答を書いて mailto:[email protected] にでも出せば読まれるんじゃないかなと。
メールの場合は、
e-mailでのお問い合わせに関しては返答は致しかねます。予めご了承下さい。
とのことなので返事を要求するような形ではなく、自分の場合はこうでした、ここのところをこうするともっとよくなるのではないでしょうか、という形式がいいんじゃないかなと勝手に。ちなみにメールを出すといいのでは、とここに書くことについて先方には確認は取らずに勝手に書いている。何とも失礼。先方がメールの振り分けをしやすいようにサブジェクトは統一したほうがいいだろう。例えば「ケビンFAQ」とか。このサブジェクト案も勝手につけたもの。公開されているメールアドレスなのだから Denial of Service にならない程度に適当に送り付けていいんですよ、たぶん。自分はブログに好き勝手に書いているからメールはまだ一度も出してないけど。
- 2014-05-24
- 初版
- 2014-05-25
- FAQ に答えたブログエントリへのリンクを3件追加
- FAQ に答えたブログエントリへのリンクをさらに1件追加
ケビンさんが重度のお客さんに対してよくするであろう3大 FAQ は以下。
- ピューロランドに行くことになったきっかけ
- カジュアルファンからコアファンに移った理由
- 首都圏の外部公演はピューロランドへの集客につながっているか
上の2つはかつてからよく出していた質問で、遅くとも2013年8月にはこれらの質問はよく出されていた。最後の1つは最近よく出すようになった質問で2014年2月くらいからだろうか。
これらの質問の背景にあることとしては、ハローキティを含めサンリオキャラクターの認知度は十分に高いのに、なぜピューロランドに遊びに来るお客さんが少ないのか。仮に遊びに来たとしても、リピーターになってくれたり、他のお友達を誘う、などどいったことが起きていないのはなぜか。といったことだろう。
ケビンさんのファミリー層重点計画についての目論見はアフィリエイトプログラム説明会で語っていた以下のことであり、そのためには先の謎を解明しなければならない。
首都圏のファミリーのうちの5-10%程度が来場していることになるが、サンリオグッズを買ってくれているファミリーはもっといるはず。サンリオグッズを買ってはいるがテーマパークには来たことがないという層に対してアピールしていくことで40-50万人の追加来場が可能だと考えている。
FAQ を今更書くことになった経緯は2014年5月21日に @pinkball0404 さんが TwitCasting で雑談のライブ配信をしており、その中でケビンさんが FAQ を出し、これからのために生かそうとしていたからである。
ライブ配信は5月21日21時46分から24時35分までの3時間弱ほどあり、コメントの履歴は以下から参照できる。動画の記録はないっぽい。
- 21時46分 http://twitcasting.tv/pinkball0404/moviecomment/65275636
- 22時17分 http://twitcasting.tv/pinkball0404/moviecomment/65288575
- 22時31分 http://twitcasting.tv/pinkball0404/moviecomment/65294087
- 23時01分 http://twitcasting.tv/pinkball0404/moviecomment/65306660
- 24時01分 http://twitcasting.tv/pinkball0404/moviecomment/65331571
- 24時05分 http://twitcasting.tv/pinkball0404/moviecomment/65332942
コメント履歴によると22時39分にケビンさんがコメントを開始した。この日はそれよりも前から配信を視聴していた可能性はある。「初めてツイキャスで発言した」とのコメントもあるので、この日よりも前からコメントはせずに配信を見ていた可能性もある。
自分はこの手の配信はほとんど見ない。内容は基本的に雑談のようであるが、対面での雑談とは異なりオンラインでのチャットは単位時間当たりのコミュニケーション量がよろしくない。高精細で低遅延なテレビ会議のようにノンバーバルコミュニケーションも十分に伝わるようなインフラが大衆にまで広まっていればいいのだが、まだそうなってはいないのでオンラインでの同期コミュニケーションはいまいち乗り気にならないからだ。非同期コミュニケーションならばインフラ的にも十分だし時間的な拘束もないので、今のインフラレベルではそっちのほうが好きである。
普段は見に行かない配信なのだが、Twitter のタイムラインを見ていたらやたらと盛り上がっていそうなことが確認できたので、23時20分ごろから参戦した。
FAQ については口頭でもケビンさんに回答したり、今回のライブ配信でも回答したりしているが、ちゃんと文章としてまとめておいたほうが良いだろう、ということで以下に記していく。
自分の場合、グッズを買ってはいたし、ピューロランドの DVD を見ていたりはしたが、ピューロランドに行こうとは当初思っていなかった。その原因としては以下のことが挙げられる。
- ピューロランドがどのような場所なのか分からなかったことによる不安。
- ピューロランドが子供向けというイメージが強すぎ、大人が行くには場違いであると思っていた。
- ショーの DVD が1枚1500円で、パスポートが4400円としたら、DVD のほうがコストパフォーマンスがいい。
それであっても行こうと決意したきっかけは、エンターテイメントショップである港北ギフトゲートには2週間に一度のペースでキャラクターが遊びに来てくれており、そこに遊びに来てくれたシナモンを生で見て、これはかわいいと。映像で見るのと生で見るのとは違うわけですよ。ちょうど時期を同じくして、毎年の2月と7月にピューロランドでバーゲンが行われていたこともあり、バーゲンついでにピューロランドに行こうと決意することになった。
あいにく今ではエンターテイメントショップという枠組みがなくなって港北ギフトゲートに定期的にキャラクターが遊びに来てくれることもなくなり、ピューロランドのバーゲンも2014年2月からは廃止になってしまった。
先ほど自分がピューロランドに行く前の阻害要因を3つ挙げたが、いくばくかは解消されてきてはいる。
1つ目の館内の雰囲気については2014年4月からピューロランド館内が Google Maps のストリートビューに対応して館内を疑似的に探索できるようになった。当時と違って今ならば YouTube でピューロランドと検索すればいくらでも動画が出てくることだろう。ただ問題は、今でも自分から調べに行かないとどのような場所なのかをつかめないこと。乗り物に乗るためにピューロランドに来てしまったお客さんを今でも散見する。
2つ目の子供向けということについては、ケビン政権になってから明確に主要ターゲットをファミリー層としたこともあるので、子供向けというイメージのままでいいのでは。多摩市のファミリー層を重視することにしたのも自分は納得している。ピューロランドが舞浜と真っ向勝負にまだ挑むのはおこがましい。まずは近隣から。4月26日に実施したココリア前十字路での無料パスポート配布のときに、平日ならば多摩市民は1000円で入場できると宣伝をしていたが、その事実を知っていた市民はほとんどいなかった。これは残念でならない。
3つ目の DVD は大した問題ではなさそう。音楽産業の売り上げがCD販売からライブチケットを重視するように転換してきているし、今のトレンドはモノではなくコトだろう。
分からん。何らかの境があるわけではなく徐々にだろうし。最近の他人の例を見ていると SNS が重要な役割を果たしているように見える。SNS では人のやり取りを見つけやすいから、そのように見えているだけかもしれないが。例を挙げると、半年強ほど前から急性の重症となったすいーくさんはピューロランドに来たことがない別のジャンルのユーザを連れ込んだりして重症者を増やしていっているようである。ジュエルペットがきっかけの20歳付近の男性は熱せられやすい特徴があるようだ。
元の質問にあったコアファンについて、ケビンさんがコアファンを増やしたいと思っているであろう理由は、アフィリエイトプログラム説明会での以下の発言からすると発信者を増やしてボリュームのあるレジャーファミリー層で戦えるようにするためだろう。
顧客のピラミッドでは下からレジャーファミリー層、カジュアルファン層、コアファン層、発信者(ブロガー)と考えている。レジャーファミリー層はボリュームがあるが競争が激しい。
今まで広告宣伝をあまりしていなかったため、ピューロランドとはどういうところであるのかが一般に周知できていなかった。意味のあるレベルでの広告、発信が十分でなかった。アフィリエイトプログラムを展開することで、インセンティブでもってより多くの人に来場体験や示唆を書いてもらうことで意味のある露出をしていきたい。
レジャーファミリー層向けのブログ記事はアフィリエイトプログラムによってアフィリエイトブロガーにより多数書かれるようになった。アフィリエイトブロガーは文章が上手であり、ピューロランドに来たことがない人が読んでも内容が理解できるように書かれている。文章書きが良くも悪くも上手なので、意図してか意図せずか不明だが、アフィリエイトブロガー自身にとって有利となるように事実とは異なることが書かれていたりすることもありはする。逆に公式からのコピペばかりで内容に独自性がなく第二広報となっていて本当につまらないブログもありはする。
それであってもアフィリエイトプログラムによってレジャーファミリー層向けの記事が増えたことは大きい。アフィリエイトプログラムに関係なく以前からブログを書いていた人はハイコンテクスト気味でありレジャーファミリー層向けではない。コアファン層をコアファン層のまま引き止めるか、カジュアルファン層からコアファン層に持っていく程度の効果しかない。
自分も同様にレジャーファミリー層向けの文章は書けていない。レジャーファミリー層向けに文章を書くのは、暗黙知を取り除いて文章を仕上げなければならず、とても手間のかかることである。好き勝手に文章を書きたいだけなので、わざわざそのような手間はかけたくはない。ブロガー招待などでブログ記事を書く場合には多少は意識をして書きはするけれども、その時くらいである。例えば My Melody in Akazukin ブロガー招待2 では親子で共同プレイするという観点を入れるなど。
なんにせよコアファンを1人増やすことよりもカジュアルファンを10人増やすほうが重要だし、レジャーファミリーを100人増やすことのほうがさらに重要。長期的にはどうなのかは不明だが、短期的にはやはり大多数であるレジャーファミリー層を増やすことが重要だ。その点でアフィリエイトプログラムはいい路線なのではなかろうか。多くのコアファンはレジャーファミリー層に訴えかけるだけの文章を書けないし書かない。なのでコアファンは基本ほっといていいと思う。好きだからこそ文句を言いながらでも通うんだから。
参考までに私のアメブロのアクセス解析の数値を書いておく。アメブロ自体のアクセス解析によると2014年4月24日から5月23日までの30日間で12000ページビューがあった。ユニークユーザ数の累計は6300ユーザなので1日に約200人が見ていることになる。この数値と比べたらアフィリエイトで食べている人のブログのほうがずっと人数が多いことだろう。顧客ピラミッドでは下からレジャーファミリー層、カジュアルファン層、コアファン層、発信者(ブロガー)となっていたが、発信者、特にレジャーファミリー層に発信する発信者はレジャーファミリー層、カジュアルファン層、コアファン層のピラミッドとは別のところにいる。
自分が出す結論としては、外部公演はピューロランドへの集客につながっていない。外部公演を見に来る人は大きく二つに分けることができ、近くでやっていたために見に来たかたまたま通りかかったらやっていたので見てみたという層と、わざわざ遠征して見に行く層。前者はピューロランドにはもともとあまり興味がなく、現在の外部公演のやり方では興味を持たせることも困難である。後者は普段からピューロランドに行っているからそもそも効果なし。
前者の層に興味を持たせることが困難である理由は外部公演でピューロランドの宣伝をまともにしていないことにあると思う。わぴさんも以下のツイート群の4番目で述べている。
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469123883971252226
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469145019366924288
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469390449296154624
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469390479440613376
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469390526366486530
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469390717660327936
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469390794160238592
- https://twitter.com/mm_wapi/status/469391686766837760
そのため5番目と6番目ではチラシについて提案されている。チラシについて追加の案を出すのならば、外部公演の演目・場所・日時ごとに異なる番号のクーポンを付ける。ピューロランドの既存の発券システムそのままでクーポン番号ごとの統計が出るはずなので、それにより外部公演と来場との相関関係を調べることができる。
外部公演自体はそれ単独で採算が取れるように計算はされているはずだが、それだけでは館内収入にもつなげていくことができない。仮に相関関係が分かっていれば、外部公演を売り込むときにどこに売り込むべきかを考えやすくなる。売り込むのではなく逆に公演の依頼が多くて選択をしなければならないときには、どこの公演を優先するのかを決めることもできるだろう。
また前者の層がピューロランドへの興味を持たない理由として、ピューロランドがどういう場所なのかが分からない、というのもあるだろう。ほとんどの人は能動的に調べに行こうなどとはしないので、受動的に伝えられる手段が必要だ。ショーの前にはずっと BGM を流しているのだから、映像も流したらどうだろうか。お客さんも暇をしなくて済むだろうし、受動的に宣伝を見させることができる。
ディスプレイを持ち込んでいるのを見たのは大崎の地下くらい。屋外だと明るさの関係で厳しいかもしれないが、他の場所でもディスプレイを持ち込めないだろうか。何も前提知識がない状態の人に雰囲気を伝えるには映像が最も効果的だろう。
あとこれは余計なお世話かもしれないが、外部公演はショーを売り出すということにこだわりを持ちすぎている可能性はないだろうか。ショーを重視するという当初からのピューロランドのポジショニングにとらわれたままのことはないか。今ピューロランドの魅力として打ち出すべきものは本当にショーだけなのだろうか。
よく商店街などで客寄せパンダとしてキティを呼んで風船配りをさせようとすることもあるようだが、そのようなときにはショーとしてキャラクターを出しているのであって、キャラクターをそのように出させることはしない、と断っていたはず。
確かにこだわりも重要ではあろう。だがこだわりは足かせにもなる。例えばかつて低迷していた USJ は映画というこだわりを持っていたが、それを捨てて色んなエンターテイメントを取り込むことにして再生した。ピューロランドではケビン政権で新体制となった今がポジショニングを変えるいいチャンスではないか。ピューロランドでのキャラゲーに始まったグリーティング派生形によりキャラクターとより仲良くなるための枠組みを多数提供するようになっている。ショーだけを押し出すのではなく、キャラクターと仲良くなるとはどういうことなのかが伝わるような出し方もあるんじゃないかな。渋谷の旗上げがまさにその例だと思う。
- 2014-05-24 08:58:12 silurさん http://ameblo.jp/silur-d/entry-11859435846.html
- 2014-05-24 09:52:43 monoさん http://me.mono0x.net/blog/2014/05/22/kevin-faq/
- 2014-05-24 09:55:43 すいーくさん http://ameblo.jp/sweetque/entry-11859569956.html
- 2014-05-24 21:18:59 エンディアさん http://blogs.yahoo.co.jp/emicyan0822/25626271.html