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VsMovableType
最も有名なウェブログ・ソフトウェアであるMovable Typeとの違いをまとめたページです。
blosxomのプラグイン・アーキテクチャはとてもシンプルです。プラグインの作成へのとっつきやすさという点ではMovable Type(以下MT)に比べ、アドバンテージがあります。
MTのプラグイン・アーキテクチャはとてもしっかりとしてはいますが、その分プラグインの作成のために把握しておかなければならないことが膨大で、なかなかプラグインを自分で作成してカスタマイズというわけにはいかないと思います。対してblosxomの場合は、プラグインで上書き可能ないくつかのサブルーチンの作法を覚えてしまえば、あとはひたすらゴリゴリ書けば良いだけです。本体のPerlスクリプトのコンパクトさも手伝って、プラグイン・アーキテクチャの把握は容易でしょう。
エントリの実体が単なるテキスト・ファイルであるということも大きな違いです。これは別途データベースなどを必要としないことなども意味しますが、ちょっとした修正ではエディタで書き直して設定したディレクトリにアップロードしなおすだけなどという手軽さも意味します。また、ローカルでエディタでエントリを書いて保存した後FTPでアップロードするという作業になることが多いため、自動的にローカルにエントリのバックアップが作成されることになるということもなかなかうれしい点ではないかと思います。
-サブ・カテゴリをいくらでも作成できる -カテゴリごとにテンプレートを切り替えることが可能 -非常にゆるいライセンスで提供されている -パスワードクラックによる不正アクセスやデータ改竄の心配が少ない -データベース(MySQLなど)が不要なので、コメントとトラックバックのバックアップ→復元が簡単
MTとの違いは、制約が少ないということに尽きます。MTをBTOのPCと例えるとblosxomは自作PCという感じでしょうか。自分の好みで選別したパーツで組み上げたPCが格別の愛着を持てるように、blosxomは自分で丹精こめて作り上げたという達成感と共に愛用できると思います。
一方でデフォルトで提供されている機能が少ないことや日本語でのリソースがまとまっていないこともあって、導入という点におけるとっつきにくさはかなりのものです。そういったとっつきにくさのフォローアップにこのサイトやBlosxomStarterKitが役に立てば良いですね。