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junmaed authored Jul 5, 2024
1 parent 06687da commit 6dfb26f
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Expand Up @@ -52,6 +52,7 @@ DLAP世話人: 橋本幸士(京都大)、富谷昭夫(東京女子大)
日時:7月4日10:30~11:30(JST)<br>
発表者:磯村 拓哉 氏(理化学研究所 脳神経科学研究センター)<br>
場所(ハイブリッド):上智大学四谷キャンパス 理工学部9号館 254A<br>
[講演スライド](./slides/磯村拓哉_学習物理学セミナー20240704.pdf)<br>
発表題目:自己組織化系のベイズ力学<br>
概要:ベイズ力学は、力学系をベイズ推論として概念化するための、自由エネルギー原理を発展させた新たな分野である。しかし、現実的な自己組織化系にベイズ力学を適用するためには、その系が潜在的に持つ生成モデルの解明が不可欠である。本発表では、一般的な力学系のハミルトニアンはある種の生成モデルのクラスに対応しており、その結果、系のヘルムホルツエネルギーは同定された生成モデルの下での変分自由エネルギーと等価になることを紹介する。ヘルムホルツエネルギーを最小化する自己組織化は、系内部のハミルトニアンを環境のハミルトニアンと一致させる方向へと変化させ、その結果一般化同期が現れる。つまり、これらの自己組織化系は、相互作用する環境の変分ベイズ推論を潜在的に実行していると見なすことができる。この特性が現実の系において自然に現れることを、結合振動子、神経回路モデル、培養神経回路、量子コンピュータの例を用いて紹介する。ベイズ力学の観点は、環境と相互作用する自己組織化系の漸近的性質に関する理解と予測を可能とし、知性の創発の根底にある潜在的なメカニズムに関する洞察を与えてくれる。<br>
参考文献<br>
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