このプロジェクトは、CAN(Controller Area Network)の通信をログとして出力するためのシェルスクリプト、設定ファイル、およびMakefileを提供します。システム起動時に自動的にログを収集し、指定されたディレクトリに保存します。
linux-can/can-utilsのcandumpを利用しています。 また、Ubuntu22.04でのみ動作確認済みです。
can_log.sh
: CAN通信をログとして出力するシェルスクリプトcan_log.service
:systemd
サービスファイルcan_logger.conf
: ログの出力先ディレクトリを指定する設定ファイルMakefile
: インストールおよびアンインストール用のMakefile
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linux-can/can-utilsをインストールします。
sudo apt install can-utils
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リポジトリをクローンします。
git clone https://github.com/genkiiii/can_logger.git
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confファイルを編集して、ログの出力先ディレクトリなどを設定します。
can_logger.conf
: ログの出力先ディレクトリ、canインターフェースを設定します。
LOG_DIR="/path/to/logfile" CAN_INTERFACE="can0"
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Makefile
を使用して、シェルスクリプト、サービスファイル、設定ファイルをインストールします。sudo make install
これにより、以下の処理が行われます:
- シェルスクリプトが
/usr/local/bin/can_logger
にコピーされます。 systemd
サービスファイルが/etc/systemd/system
にコピーされます。- 設定ファイルが
/etc
にコピーされます。 - サービスが有効化され、起動します。
- シェルスクリプトが
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Makefile
を使用して、シェルスクリプト、サービスファイル、設定ファイルをアンインストールします。sudo make uninstall
これにより、以下の処理が行われます:
- サービスが停止し、無効化されます。
- シェルスクリプト、サービスファイル、設定ファイルが削除されます。
サービスが正常に動作しているかを確認するには、以下のコマンドを実行します。
sudo systemctl status can_log.service