MASUとはMetrics Assessment plugin platform for Software Unitの略であり、利用者が独自に定義したメトリクスや、Ckメトリクスなどの既存のメトリクスを計測することができます。 MASUはソースコード解析を行い、メトリクス計測に必要な情報を利用者に提供し、利用者は計測したいメトリクスをプラグインとして作成します。利用者はMASUが提供する情報を利用することにより、容易にメトリクスを計測することができます。
現在,MASUには2つのバージョンが存在します.
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MASU (旧MASU)
旧MASUは,Java5までの構文と基本的なC#の構文を解析することができます. プラグインが充実しています. -
newMASU
newMASUは,Java7の構文に対応しています. 内部でJDTを利用しているため,最新のJava構文へ容易に対応ができますが,プラグインがまだ少ないです.
newMasuフォルダ以下に単一プロジェクトとして存在しています. sdl.ist.osaka_u.newmasu.JDTParser.javaがmainメソッドを含むファイルです.
- 入力
- -d (arg): 入力ファイルを含むディレクトリを指定.指定ディレクトリ下の.javaファイルが入力となります.-fとは併用できません.
- -f (arg): 入力ファイル1つを指定.1ファイルだけ解析したい場合に利用します.-dとは併用できません.
- -s (arg): ソースパスを指定.通常,プロジェクトのソースを置いてあるルートのディレクトリ(〜/src)を指定します.bindingを解決してくれます.
- 動作設定
- -l (args): ライブラリを含むディレクトリの位置を指定(複数可).適切にライブラリを指定することによって,未解決情報を減らすことができます,デフォルトでは,./resourceが指定されており,このオプションによってディレクトリが追加されます.なお,javaの標準ライブラリを追加しないと,Stringすら解析してくれないので要注意です(rt.jar).
- プラグイン
- -o (arg): 出力先ディレクトリを指定.
- -p: PDGを作成.-oが指定されていれば,そのディレクトリに.dotファイルが出力されます.クラスごとの.dotファイルを作成します.
旧MASUを使用する場合は,oldMASUFilesフォルダ以下のファイルを利用してください.
- 入力
- -d (arg): 入力ファイルを含むディレクトリを指定.
- 動作設定
- -l (arg): 解析言語を指定.-l javaでJava,-l csharpでC#の解析を行います.
- プラグイン
- -p (arg): PDGを出力.引数で与えたファイルパスに.dotファイルが出力されます.